新規に法人を設立してAppStoreでアプリを公開するまでの道のり -2「法人アカウント作成」

前回、無事に会社ができましたので、今度はAppStore用の法人アカウントを作成します。

新規に法人を設立してAppStoreでアプリを公開するまでの道のり -1「法人設立」 | 株式会社そらかぜ

よくあるパターンとしては、自分の持っている個人アカウントを法人アカウントに変更してもらう、という方法だと思うのですが、今回は気分一新で完全に新しいアカウントを作成しました。

とりあえずは、無料の開発者アカウントを作成します。これをAgentとして使用することにします。

で、法人アカウントとして契約を結ぶわけですが、、、

D-U-N-S番号を取得

ここで必要なのがD-U-N-S番号。

DUNS – Wikipedia

私の記憶では、以前は、エンタープライズライセンスを取得する時だけ必要だったと思いますが、最近は普通のライセンスでも必要になっているようです。

日本では、一般的にはこちらで取得代行できます。

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が、今回は自力で取得しました。

というのも、Appleの開発者ページに番号を検索するところがあって、そこで見つからなかった場合(というか、新設法人なので見つかるはずもない)に「この法人を登録申請しますか?」という感じの誘導があるのです。

D-U-N-S® 番号- サポート – Apple Developer

なのでそれに乗っかってD&B(D-U-N-S番号の管理元)に番号の申請を行います。

数日するとD&Bから英語メールがきます。

「申請した国がアメリカじゃないから実際に法人があるのかわからんのやけど」(要約)

まあ、そりゃそうだ。というわけで、履歴事項全部証明書のスキャンデータと、日本語・英語両表記の住所を添えて返事しました。最初っからこんなふうにできればよかったんですが、Appleのフォームではそこまでは無理だったので。

そしたらまた数日後に手続き完了のメールが。やったー!

法人アカウント作成

先のメールによれば「14日で反映される」ということだったので、ぼちぼちとAppleのサイト↑から検索をかけてみました。

で、ちょっとした勘違い(英語の読み違い)で「14日以内に反映される」と思っていたんですが、実際は「14営業日後に反映される」だったので、何度検索(法人アカウントの登録手続)しても出てこない日々が続いてそりゃそうだ、と。

最後のほうではAppleさんから(アメリカから日本語で)電話がかかってきて「何度も登録手続をしているみたいですがまだD-U-N-Sが反映されてないからもうちょっと待って」とのこと。すいません。

ちなみにAppleさん電話によると、D-U-N-Sの登録内容として法人形態が「Corporation」になっているかどうかは重要らしく、抜けていたっぽいのでD&Bに変更依頼を出しました。あと、そこに電話番号がのってない場合はホームページから電話番号を探すこともある(法人アカウント作成完了は電話連絡)ので、会社のホームページもちゃんと確認しに来るらしいとか。ちょうどその時はホームページ作成中で認証かけていたので、慌てて認証外しましたとさ。

その後ようやく登録手続が進められるようになって、登録申請、そしてもう一度Appleから電話連絡(これもアメリカから日本語)がやってきて無事に完了です。ふう。待ちが長いので大変ですね。まだメールベースなのでいいんですけれど。

まとめ

ここまでの時間経過は以下の通りです。14営業日の壁があるのでD-U-N-S番号がない場合はざっくり1ヶ月は見ておいたほうがいいってことで。

9/4: 無料アカウント作成、D-U-N-S番号申請
9/9: D&Bから返事(アメリカじゃないから云々
9/10: 証明書類添付してD&Bに再送
9/14: D-U-N-S登録完了
9/29: Appleから電話。D&Bに変更依頼→変更完了
10/1: ようやくアカウント登録手続
10/5: アカウント登録完了→ライセンス料支払→アクティベート!