外国人旅行客のために多言語化されたシンプルな天気予報アプリ「WeatherJapan」を公開しました。
WeatherJapanは日本の天気予報(日本気象協会提供)を表示する旅行者のためのシンプルなアプリケーションです。
現在地の天気予報はもちろん、近隣の地域の予報も素早く簡単に閲覧することができます。
詳しくはプレスリリースをご覧下さい。
日本への旅行者のために多言語対応された天気予報アプリ「WeatherJapan」公開のお知らせ – 株式会社そらかぜ
また公式サイトはこちらになります。(めずらしく .guide ドメインです)
WeatherJapan | Japan’s weather forecast for tourists
注意事項
本アプリで使用している予報データは日本気象協会より提供されているものですが、弊社の「そら案内」とは異なる種類の予報データを用いていますので「そら案内」とは予報の内容が異なることがあります。あらかじめご了承下さい。
アプリの紹介
アプリは基本的には3つの画面で構成されています。タブレットですと2ペイン表示になりますが、それでも主要な要素としては3つです。
以下、英語と中国語(簡体字)のスクリーンショットで紹介します。(英語のスクショは華氏表示です)
詳細予報画面
現在地あるいは選択した地点の48時間分の予報と週間予報が表示されます。
グラデーション風の気温グラフで気温の変化もわかりやすくなっています。
近隣予報画面
周辺地域の今日の予報と直近の気温が表示されます。地点検索もできます。
天気マークで地図が見えにくいという場合は、地図左上のボタンをタップすることで天気マークを半透明にすることができます(もう一回タップすると元に戻ります)
地域一覧画面
全国の地点一覧になります。気になる地点に検索ですぐアクセスできます。
タブレット
タブレットだとこのようになります。(Androidの場合は10インチクラスのタブレットで2ペインになります)
デモ動画
iOS版のデモ動画をどうぞ。(AppStoreでみられるものと同じですが)
開発話
弊社オフィス(として利用しているシェアオフィス)は京都市の中心付近に位置しています。最寄りの駅は市内の主要な乗換駅ですし、近くにはホテルなどもありまして、毎日のようにたくさんの外国人観光客と(もちろんたくさんの日本人観光客とも)すれ違っています。
そんな中で、自分の使えるこの天気予報データお役に立てたらいいなと以前より考えておりまして、今年の頭くらいから技術調査や画面設計をはじめ、ようやく公開することができました。
今回、初めてiOS/Androidを同時にリリースしましたが、開発作業的にはまずiOS版を一通り実装し見た目やロジックまわりをある程度固めてしまったあとで、それをAndroid版に移植した感じになります。余談ですが、iOSはSwift、AndroidはKotlinで実装されています。最後の1ヶ月くらいは毎日両方のプラットフォームをいったり来たりしていましたので、一瞬どちらの言語で書いているのかわからなくなることもありました。
11言語へのローカライズはある程度は自動化されていたもののそれなりに手間もかかりました。とはいえ、天気予報というジャンルでいえば主要な位置づけである天気マークは割と世界共通認識でわかってもらえるんじゃないかというのがありまして、実際にローカライズが必要だった箇所というのはほかのアプリに比べると少ないのではないかと思っています。だからこそ多言語化に乗り出したというのはあるわけですが。(このあたりの話は折りをみてまとめてみるかもしれません)
既存のそら案内シリーズとどういうふうに共存させるかということも一つの課題でした。最初はシリーズの一部としての位置づけでデザインも(実はアプリ名も)考えられていたのですが、世界に向けては分かりやすいほうがいいということで「そら案内」らしさを脇において(といっても、「そら」という接頭辞とそら案内カラーを使わなかったという程度かもしれませんが)全く別のアプリとして開発されました。
そんなアプリのデザインはいつもお世話になっているメタ・グラマー様にやっていただきました。いつもありがとうございます。特にアプリアイコンは最後までいろいろと検討していただきました。
日本を旅行や出張で移動する全ての方へ、国内各地の天気を素早く簡単に調べられるモバイルアプリ「WeatherJapan」がリリースされました – メタ・ノート
無料アプリですのでお気軽にお試しください。私は日々そら案内と併用して便利に使っています。